社長のつぶやき
2024-08-20 15:27:00
5年後の観光バスの行方
昨日、旅行会社仲間(山形・埼玉・長野・岐阜・石川)とリモート会議を行った。近況報告の中で、大変だった事や、とんでもない事態に陥った事など、多くの実例を聞き、今後において、とても役立つ会議だった。その中で、貸切バス事業を行っている社長から、観光バス事業は、このまま行ったら、あと5年で終わってしまうのではないかと、危惧されたいる話を聞かされた。コロナ禍で離職していった運転手さん。募集しても、面接に来るのは50代半ばから60代前半の方ばかり。人手が足りていれば、いくらでも仕事があるのにと嘆いていた。確かに、弊社で利用させていただいているバス会社の運転手さん達も、御多分に漏れず、若くて50代前半。平均年齢となると60代前半だろう。今思うと、コロナ禍前は、一般の団体様でも、ツアー団体でも、バス利用が花盛りだった。そう言った方々が、コロナ禍の4年。そしてこれから5年を経過したら、バスを利用して旅行などしない(出来ない)年齢となるだろう。まして、昨今は、個人旅行がトレンドとなっている。確かに、昨日のバス会社の社長が言うように、5年後の運転手さんの年齢だけでなく、観光バスを利用する方の年齢を考えると、5年後の観光バス需要は、学校関係や、スポーツ関係に絞られ、観光需要は激減するかも知れない。ただ、指を咥えていても仕方ない。何らかの策を講じなくてはならないと感じた有意義なリモート会議だった。次回は10月。長野県でリアルな会議が行われる。会議と共に、松茸に、小布施の栗に、冨倉そば、うなぎと美味しい物を、沢山食べるとしよう。